津波避難訓練とオレンジフラッグの意味

オレンジフラッグ

7月22日神奈川県鎌倉市の市内3か所の海水浴場で津波避難訓練が行われた。報道によると約2000人の海水浴客などがこの訓練に参加したという。

そこに登場したのが「オレンジフラッグ」。このオレンジ色の旗は津波警報を知らせるサイン。津波を知らせるサイレンがなると、ライフガードや海の家の関係者が、この「オレンジフラッグ」を振って、海水浴客に海からの避難を呼びかける。時にサイレンや防災無線などは屋外だと風に流されて聞こえにくくなったり、場所によっては聞こえづらいところもある。ましてや、海岸から離れた沖にいるケースや、聴覚障害者、日本語のわからない外国人などにとっては、この「オレンジフラッグ」の意味がなんであるのか?知っているのと知らないのとでは避難の初期行動に大きな違いが出る可能性もある。松尾市長のいうように全国的に「オレンジフラッグ」=「津波」の認識を高めていくことが大切だ。

最後に、鎌倉市が作成した津波シミュレーション動画のリンクをひとつ。
『強い揺れが長く続いたら…津波!』『海から離れ高いところへ足で避難』これが原則。
鎌倉市沿岸の場合、津波到達時間は約8分といわれています。これからいよいよ海水浴シーズン。もしもの時の避難経路の確認も忘れずに。

鎌倉市/鎌倉市津波シミュレーション動画 鎌倉で津波から生きのびる https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sougoubousai/tunamisim2804.html


投稿者: Kenichiro Hiramoto

平本 謙一郎 神奈川県出身 國學院大學経済学部経済学科卒 / 國學院大學大学院文学研究科文学専攻高度国語・日本語教育コース博士前期課程修了 國學院大學研究開発推進機構学術センター共同研究員 元在日インド大使館日本語講師 前岩手県復興局震災津波伝承課いわてTSUNAMIメモリアル解説員(日・英) 現公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構企画事業部事業課東日本大震災・原子力災害伝承館勤務兼2020年4月東日本大震災・原子力災害伝承館兼慶應義塾大学大学院政・メ研究科後期博士課程在籍 東京消防庁上級救命技能認定証 Kenichiro Hiramoto From Kanagawa Pref, JP, Bachelor of Economics, Kokugakuin Univ., Japanese Applied Linguistics, M.A., Graduate School of Kokugakuin Univ. Collaborative Researcher of Kokugakuin Univ. Organization for the Advancement of Research and Development, Former Japanese Instructor of EOI, Tokyo. Working for Iwate Prefectural Government, Bureau of Reconstruction as an Official Guide Staff for Iwate TSUNAMI Memorial Museum in Iwate. Belonging The Great East Japan Earthquake and Nuclear Disaster Memorial Museum and Japan-India Institute, SFC Keio Univ. Grad School PhD course at present. Tokyo Fire Department Advanced lifesaving skill certificate

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