今日9月1日は防災の日。8月30日~9月5日までが防災週間となっている。この間防災・減災についてのさまざまなイベントや催しが企画されている。政府主催のものとしては、本日9月1日に行われる予定の総合防災訓練がある。
政府の総合防災訓練は午前7時すぎに、東京23区を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、各地で震度7や6強の激しい揺れを観測したという想定で行われる。
災害の規模やタイプにより、もちろんその後の避難行動は変わるだろう。でも、避難場所は共通の場合が多い。被災後の行動や避難所の確認、家族・知人・友人どうしで、命を守る防災・減災について、改めて思いを馳せる日としたい。
写真は東日本大震災での被災してまもない、宮城県女川町の状況。あのときは避難所でさえ決して安全なところではなかった。「うちは大丈夫だろう…」自然災害に対するそんな心のすきま、ちょっとした油断が、多くの命を奪っていった。
阪神大震災以降の教訓としては、公助から共助へ。共助から自助へ。防災から減災へと、被害とともに災害に対する私たちの取り組みも変化した。昨今特に世界的規模で激甚化する自然災害とはどう向き合うのか。災害大国日本の大きな課題である。
まずはできることからはじめよう。幸い大規模災害はいつ来るかわからない反面、頻繁に来るものでもない。時間はある。いつか必ずやって来るそのときに備えよう。